ツールドフランスが夏に行われるようにロードバイクは
暖かい時期が旬ですが、シクロクロスは冬がオンシーズンです。
単純に走るだけなら舗装路を走るロードバイクが快適ですが
ある程度慣れてくるとMTBのようなオフロードバイクに憧れます、
特に自転車雑誌バイシクルクラなどで山道を走る写真を見てると
MTB,シクロクロスには心が動かされるものがあります。
ただロードバイクとシクロクロスの違いが分からず、
細めのブロックタイヤが付いてて、悪路を走れると思ってる方もいますが、
スピード、走行性能、装備など全然違いますので解説していきます^^
ジオメトリーが違う
シクロクロスはロードバイクと違いオフロードを走ります、
そして障害物、階段などもあるのでそう言うシーンでは
自転車を担いで走る、平地になったらサイクリングと言う感じです。
なのでフレームのワイヤー類はかつぐ時に邪魔にならないよう
下ではなくて上側を通す設計になってます(最近はフレーム内蔵も多い)
またBB下がりはロードバイクよりも小さく
フレームのジオメトリー自体が違ってきます、
見た目は似てますが中身は全然異なるわけですね。
またフロントフォーク&リアのブレーキクリアランスが大きく
泥づまりしにくいようにキャリパーブレーキではなく
カンチブレーキ、ディスクを採用しています。
ロードバイクをシクロクロス化しようと思い、細いブロックタイヤを買いましたが、
ブレーキのクリアランス不足でタイヤがフレームに当たりダメでした。
これがクロスバイクだとVブレーキなのでクリアランスが大きく入ります、
その状態でオフロードを走ったらめちゃくちゃ楽しかったですよ^^
タイヤ、ペダル、クランク比較
シクロクロスのタイヤは先ほど話した通りブロックタイヤです、
ロードバイクのスリックタイヤは23~25Cが主流ですが、
シクロは32Cがメインでクッション性も考えられてます。
ブロックタイヤなのでオフロードに行くまでの舗装路は抵抗が増えますが
未舗装路に入ってからはとても快適に走ることができます。
それでロードバイクはSPD-SL、スピードプレイなど
アタック感が強く、がっちり固定するビンディングペダルを使いますが、
先ほど書いたようにシクロクロスは自転車をかついで走ることがあるので、
クリートがシューズから出てないMTB用SPDペダルを使用。
歩くためと言うのもありますがロード用ビンディングペダルは
泥詰まりに弱いのでシクロではMTB用を使うと言うのもあります。
またロードバイクと比較するとスピードが落ちるので
トップギアが52、50Tみたいな大きいモノは必要ありません、
なのでシマノのシクロクロス用コンポでは46-36Tを採用。
走るシーンが違うのでギア比も変わってくるってわけです、
ちなみにMTBは急な登りがあるのでもっと小さくなります。
まとめ
シクロクロスとロードバイクを比較すると
見た目は似てますが全く違うことがわかります。
・泥詰まりに強いカンチブレーキを採用
・ブレーキクリアランスが大きい
・BB下がりが小さい
・32Cのブロックタイヤ
・MTB用のビンディングペダル
・クランクのギア比が違う
書き忘れてましたがポジションがアップライトだったり
他にもロードバイクとの違いがあります。
購入時はプロショップの店員さんにしっかりと聞いて
いろいろと学んでから購入するようにしてください^^