自動車を運転してる時はなにも感じない登り坂ですが、ロードバイクでヒルクライムするとなると一苦労です。
「ぜえぜえ…クソ、いつまで登るんだよ…」と感じたことがあるのは私だけじゃないはず(;^ω^)
わたしも乗り始めた頃はヒルクライムが苦手で、ロングライドでコース上に山・峠がある場合は、遠回りになってもよいから迂回するくらいキライでした。
そんな私もコツをマスターしてスイスイ登れるようになり、いまではヒルクライム好きの気持ちも分かるようになりました^^
そんな登り坂キライ、ヒルクライムが苦手なあなたのために自転車で上がるコツを教えます!
ペース配分が大切
我々は学生時代にママチャリを乗ってた経験から
登り坂は立ち漕ぎで、一気に登るクセがついてます。
街中にあるような小さな坂ならこれで何とかなりますが、ヤビツ・スカイライン・六甲山のような峠だと登り切れず、途中で足をついて肩で息をしながら休憩するハメになります。
ヒルクライムは短距離走ではなく長距離だと考えて、ペース配分をして上がると足をつかずに登り切れます。
特に体力が残ってる前半は息が上がらないペースで漕ぎ、後半に体力・足を残して登るのがコツです。
心拍計があれば分かりやすいのですが、持ってない場合は「ゼエゼエ」息をしてるかがチェックポイントです。
軽く息が上がる程度ならすぐ回復しますが、運動強度が80、90%以上とあがると、少し休憩したくらいでは回復しなくなります。
「ゼエゼエ…」と息をしてるときは運動強度が80%を超えてる可能性が高いので、息が上がらないようなペースで前半戦は自転車で走りましょう。
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上ハンドルを持って走る
ロードバイクで平地・ダウンヒルをする場合は、空気抵抗を考えて下ハンドルを持つことがありますが、上体が倒れるので息がしずらくなります。
なので呼吸がしやすい上ハンドルを持って走り、アップライトなポジションでヒルクライムしましょう。
登り坂は交通量が少ないところが多いですし、速度がゆっくりになるのでブレーキを常に握らなくても対応できますので^^
またハンドルを手前(自分の方)に引きつけて走ると、ロスが減り速く走れるようになります(ただ力を入れて引きすぎると疲れる)
頭を下げないことも大切。
疲れてくると顔が下を向き、地面を見ながら走りがちです。
ランニングのときもそうなんですが、サイクリングでも疲れてくると地面ばかりみて走ってしまうんですよね(汗)
この方が楽そうな気がしますが、「上体が倒れて息がしずらくなる+路面の状態、勾配の変化を見逃す」ので結果的に疲れやすくなり、タイムも遅くなります。
わたしは前方を見ることを意識してヒルクライムを登っただけで、タイムが上がった経験があります。効果絶大!
ダンシングは最終兵器彼女
ヒルクライムを速く走るための飛び道具!
ママチャリ時代の流れで、立ち漕ぎがジャスティスだと思ってる方がいます。わたしもそうでした。
しかし実際のところは座り漕ぎで登った方が速いです。
ちなみに座り漕ぎをシッティング。立ち漕ぎをダンシングとロードバイク用語で言います。
ロードバイクの科学という本で、「オールダンシング VS オールシッティング」と言う対決をしてましたが、結果的には全て座り漕ぎの方が速かったです。
細かい理屈は本を読めば分かるので割愛しますが、ダンシングは疲れると言うのが一番大きいです。
息も上がりますし、足も使うので基本的に使わない方が良いです。
基本的にはシッティングで漕ぎ、急こう配で登れない時だけダンシングしましょう。
一番やったらダメなのが、前半からダンシングで漕ぐことですね。
ペース配分もクソもないママチャリ時代の登り方なので、ロードバイク乗りのあなたは、こういったヒルクライムの走り方はしないようにしましょう(汗)
前半からダンシングでガンガン走ってると素人くさいと言うか、スポーツバイク乗りって感じがしないので(;^ω^)
解説した方法を実践するだけで、楽に、速くヒルクライムを走れるようになります^^
登り坂を克服すると、ロードバイクで苦手なコースがなくなるので、快適な自転車ライフを送れますよ~