「あれ? もうインナーローか…ゼエゼエ」
自転車でヒルクライムを登っててこんな経験はありませんか?
ロードバイクでは平地のケイデンスが80~90回転
ヒルクライムでは60~70回転が理想です。
傾斜がゆるい坂ならまだしも10%近くなると
厳しいと言う方も多いと思います(;^ω^)
ちなみに私はケイデンス60~70回転はムリです、
TTでタイムを測定してガチで走るならまだしも
ロングライドなどのヒルクライムでは厳しいです。
ロードバイクで激坂を速く走るためには
トレーニングを積んだり、自転車の軽量化
ダイエットで自分が軽くなるのも手ですが
速効性がなかったり、お金がかかったりします。
そこで安くて即効性のある自転車の
スプロケット交換について解説します。
105の11-32T
スプロケットの歯数について簡単に説明しますと
フロントギアは数字が小さくなるほど楽、
リアギアは数字が大きくなるほど楽です。
フロントは数字が大きい53-39Tをノーマルクランク
50-34Tをコンパクトクランクと言います(最近は50-36Tもある)
あ、ちなみにTって言うのは歯数のことで
34Tなら一周で歯が34個あるってことです。
スプロケットの歯数は12-25Tがスタンダードで
以前は一番軽いギアが27、28Tが多かったです、
しかし今はシマノのアルテグラ、105、ソラに
11-32Tという飛び道具が発売されてます。
以下にシマノロード用コンポ5グレードの
スプロケットの歯数一覧を載せます。
【デュラエース CS-9000 約23000円】
11-23T、11-25T、12-25T、11-28T、12-28T
【アルテグラ CS6800 約7500円】
11-23T、11-25T、12-25T、11-28T、11-32T
【105 CS5800 約5000円】
12-25T、11-28T、11-32T
【ティアグラ CS4600 約2800円】
11-25T、12-28T、12-30T
【ソラ CS-HG50-9 約3200円】
11-25T、11-30T、11-32T
12-23T、12-25T、12-27T、13-25T、14-25T
デュラエースは12-28Tが一番軽くなってますが
元々プロ用ですし、アマチュアでも使う人は剛脚か
激坂に行くことが少ない金持ちくらいなのでOKでしょう。
アルテグラ、105はアマチュアでも使ってる人が多いので
11-32Tのワイドギアが用意されてます(ソラもあります)
ティアグラは12-30Tが一番軽いですが
2015年に新モデル4700系が発売されるので
おそらく11-32Tがラインナップされるんじゃないかな~と。
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ギア比はどう変わる?
次にロードバイク標準の12-25Tスプロケットから
ワイドギアに変更したらどうギア比が変わるか計算しました。
・34-25T 1.36 (標準)
・34-28T 1.21 (デュラエース最小)
・34-30T 1.14 (ティアグラ最小)
・34-32T 1.06 (アルテグラ.105.ソラ最小)
25Tから32Tにすると7Tも軽くなるので
同じペースで漕げばケイデンスは20回転は上がるでしょう、
それならヒルクライムを60~70回転で走れるシーンも増えますね。
イメージとしてはケイデンス10回転でギア1段分くらいなので、
スプロケット交換で20回転上がったら、
今よりも2つ分軽いギアが出来るような感じになります。
(インナーローの状態から、あと2段階軽くできるイメージ)
ただヘタレな人は軽くなるとそれに合わせて
楽をするのでケイデンスも変わらない人がいます(笑)
よほど速く漕げる人なら12-25Tのままで良いのですが
そうじゃないならスプロケット交換をして
傾斜に合わせた適切なギア比を選んで走った方が
楽しく、速く走ることができますよ^^
先ほど書いた通りデュラエースのスプロケットは、
1万円を軽く超えてきますが、アルテグラ・105・ティアグラなら、
数千円で交換できるので費用対効果を考えるとメリットが大きいので^^