ロードバイクのチェーンリング

「おこづかいを考えると限界ギリギリまで使いたい!」

「でもなにかトラブルがあったら困るしなぁ…」

 

独身ロードバイク乗りならまだしも、おこづかい制でやりくりしてるお父さんにとって、パーツの交換費用はバカになりませんよね(汗)

例えばタイヤはメーカーにもよりますが3000~5000キロで交換するのが基本です。

しかしパンクするまでは乗れるをモットーに、コンチネンタルGP4000Sで1万キロ走るような猛者もいましたし、私自身も8000キロ以上は走ったことがあります(笑)

 

タイヤ・チェーンの交換時期は分かるけど、チェーンリング・プーリー・BBなどのパーツはどのくらいで替えたら良いのでしょうか?

分からなかったので自転車店にいって直撃インタビューしてきました。それではさっそくみていきましょう!




チェーンリングは1~2万キロ

シマノFCRS500のクランク

ロードバイクのチェーン寿命や交換時期は?」でも書きましたが、チェーンリングの交換時期は1~2万キロになります。

「1~2万キロって幅がありすぎるだw」と思うかもしれませんが、走り方によって大きな差が出るので、このくらいザックリした数値になるようです。

  • ヒルクライムが好き
  • 自宅が山の上で登り坂が多い
  • 平地でもガンガン飛ばす
  • チェーン注油はほとんどやらない
  • レースに出ることが多い

 

このようは走り方をする人はチェーン・チェーンリング・スプロケに大きな負荷をかけることになるので、どうしても寿命が縮まりますね(^^ゞ

ヒルクライムを走るときは、どうしても高い負荷がかかりますし、剛脚の人で平地を35~40キロ以上で走る場合も、駆動系にかなりパワーがかかります。

またチェーン注油がメンドクサイから、ついついサボってしまう人は、油切れでシャリシャリ音をさせながら走ることになるので、どうしてもチェーンリングの摩耗は早くなります。

またレースでは乗鞍、Mt富士のようなヒルクライム大会はもちろん、サーキットを走る試合でも、高い巡航スピード、アタックなどに対応するため負荷がかかるので寿命は短くなります。

 

これは小技なんですが、チェーンリングはアウター・インナーの2種類があります。

そしてアウターのチェーンリングはデュラエースだと2万円以上ですが、インナーなら1万円以下になります。(他のグレードもインナーの方が安い)

なのでアウターが削れないように、街乗りではインナーでなるべく走るという方もいるようです。

「そこまでケチケチするのもどうなの?」って気もしますが、ノーマルクランクだとインナーでも39T、最近では36Tのモノもあるので、よほど剛脚じゃないかぎりインナーでも不満は出ませんからね。

プーリーは1万キロが目安

シマノのプーリー

プーリーもチェーンが通る場所なので当然ながら摩耗します。

大きく力がかかる場所ではありませんが、チェーンが通る以上、どうしても歯は摩耗しますし、中のベアリングも劣化するので、1万キロに1回は交換した方が良いそうです。

ただわたしは2万キロ以上交換せず乗ったこともありますので、タイヤ・チェーンに比べると交換頻度は低いと思われます(^^ゞ

 

ちなみにプーリーはデュラエースでも価格が安いので、チェーン・プーリーなどはデュラエースを使う人もいます。

効果はぶっちゃけよく分からない、「なんとなく良くなったような…」というプラシボー効果レベルですが、満足感はあるので変えるのもアリかと(笑)

BBも1万キロで交換

シマノのBB

ホイールのハブベアリングは5000~1万キロ毎に点検・グリスアップしたほうがよくって、メンテナンスが好きな人はもっと高い頻度で整備します。

BBは1万キロで交換した方が良いと自転車屋さんは言ってました。

ただわたし自身は2万キロ以上乗ったこともあるので、気にならなければ長く使うのもありですね~

ゴリゴリ感が出たら交換すべきですが、体感レベルになるので症状に気付かない人がいるのも事実になります(^^ゞ

こちらのBBもチェーン、プーリー同様に、ココだけデュラエースにする、セラミック製にするって人もいるので、カスタマイズしがいがあります。

その他の交換時期

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自転車屋さんに行ったついでに、他のパーツの交換時期も聞いてみました。

  • タイヤ 3000~5000キロ
  • チェーン 5000キロ
  • チェーンリング 1~2万キロ
  • BB 1万キロ
  • プーリー 1万キロ
  • クリート インジケーターが消えたら
  • ステム 亀裂、腐食
  • ハンドル 亀裂、腐食、へこみ
  • サドル 変形したら

タイヤ・チェーン・チェーンリング・BB・プーリーについてはすでに解説したので割愛します。

ビンディングペダルのクリートについてはシマノ、LOOKはインジケーターの線があり、スピードプレイは4000~7000キロに1度交換になります。

ただクリートカバーなしで歩くとガンガン削れるので、走行距離が短くても着脱が悪くなってきたり、ボロボロになってきたら早めに交換しましょう。

 

ステム、ハンドル、シートポストは交換時期はないと言っても良いのですが、落車による亀裂、雨の中を走りすぎてサビサビになってたり、へこんでる場合は交換した方が良いでしょう。

多くの人は性能アップ、軽量化で寿命の前に交換するので良いのですが、気にいったものが見つかるとフレームを交換しても、パーツは流用してずっと使うことがあるので注意が必要です。

フレームの寿命も1~2万キロと言われますし、ホイールだって5000キロすぎれば性能はじょじょに低下していきます。

個人的な印象としては、一般的に言われてる数字より長く乗っても問題ないと感じてますが、一生もつわけではありませんし、ポッキリ折れて大ケガしたって話も聞きますので、定期的に交換するようにしましょうね^^