シマノ新型105が11S化しましたね~

旧型の5700系は10速だったのでリアのスプロケットの

歯数が単純に1枚増えたことになります。

 

11速と言う響きがカッコイイのでカンパニョーロ、シマノなどコンポメーカーは

こぞってスプロケを11S、12S…と進化させてますがぶっちゃけ必要か?

 

だいたい10速→11速になってどの部分が1枚追加されたのかすら

理解してないケースが多いので今回は解説したいと思います^^

 

5700と5800のスプロケット比較

それでは新型105のCS5800と旧型CS5700のスプロケを比較します。

 

CS5800 12-25T 12.13.14.15.16.17.18.19.21.23.25

CS5700 12-25T 12.13.14.15.16.17.19.21.23.25

 

12-25Tが一番ベーシックなスプロケットでバランスが良いです、

そして上を見たら分かる通り11S化で追加されたのは18Tです。

 

数字が大きくなるほど軽くなるので25、23Tあたりは登り坂

12、13、14Tあたりは下り坂、残りが平地で使うイメージです。

 

停車して軽いギアの23でスタート、21、19Tと順番にシフトアップして

今までは次が17Tと2段飛ばしだったのが18Tが入ることによって

19~12Tまでは全て1段飛ばしになります。

 

ぶっちゃけ必要かな~と感じますね(;^ω^)

 

一番良いチェック方法は実際に10速で走ってみて

19と17Tの間に1枚ギアが欲しいと思うか調べることですね。

 

例えば19Tだと軽いけど17Tだと重い

「あ~間に1枚あればなぁ」と言う感じなら105の11速化はありです。

 

ただ剛脚の人は17T以上で巡航する人もいます、

そう言う人にとっては19→17Tは加速時の通過点にすぎないので

べつにここで1枚増えたからって関係ないよねって感じです。

 

ゆっくり漕ぐ人は19、21Tあたりを平地でもメインに使うので

その場合は18Tより20Tが欲しいと感じるでしょう。

 

逆に19、17Tあたりをウロウロしながら走る人は

間の18Tがあれば良い感じで走ることができます。

 

ようするにその人のレベルによるってことですね。

 

11-28Tだとかなり違う

シマノ105の5800系と5700系両方のラインナップに11-28Tがあります

25Tよりも3枚分軽いギアがあるのでヒルクライムで効果を発揮します

これの場合はどう言う歯数構成になってるのでしょうか?

 

新型105 11-28T 11.12.13.14.15.17.19.21.23.25.28

旧型105 11-28T 11.12.13.14.15.17.19.21.24.28

 

トップギアの11~21Tまでの構成は同じですが

旧型シマノ105の場合は28、24、21Tと3枚飛ばしでした。

 

これが新型105の場合は25、23、21Tと2枚飛ばしで

それプラス28Tと言う感じになってます。

 

個人的にコレは大きいな~と感じます、

なぜかと言うと一つのスプロケしか使わない人は良いですが、

交換が簡単なのでシーンに応じて変える人がいるからです。

 

今日は登り坂メインだから11-28Tにしよう、

そこまで激坂はないからバランスのよい12-25Tにしようみたいな感じで。

 

12-25Tに慣れてる人は5700系の28.24.21Tの3段飛ばしに違和感があります、

しかし5800系だと25.23.21Tは12-25と同じでプラス28Tがあるから

漕いでいて違和感がなく走ることが出来ます。

 

なので登り坂が苦手という人の場合は

シマノ105の11S化による11-28Tスプロケはおススメです。

 

まとめ

11S化と言うと数字的なインパクトは大きいですし

雑誌なども大きく取り上げるので心が動かされます。

 

しかし12-25Tをメインで使ってる場合は

17、19T付近をよく使う人以外は恩恵は感じられないでしょう。

 

ただ11-28Tの場合は12-25Tに激坂用の28Tが

追加されたような使い心地になるので効果絶大です。

 

なんとなーく、すごそうな気がして

シマノ旧105から新型の5800系にグレードアップしたくなりますが

11S化すると所有してるホイールのスプロケを交換する必要がありますし、

枚数が多いと1枚あたりの厚みが薄くなり、耐久性が落ちるのでデメリットもあります。

 

11速化以外にも5800系になることで進化してるので

全部一式交換するならありですが、11S化だけするなら考えてやるようにしましょう~