「ロードバイクに乗ってるとお尻が痛い」
「ケツが痛くならないサドルの選び方が知りたい!」
ママチャリからスポーツ自転車に乗ると、サドルの硬さに驚き、お尻の痛みにビックリするものです。
はじめは30キロも走れば痛くなってたけど、慣れやレーパンをはくことで、100キロ以上走っても大丈夫になってきます。
もしロードバイクに乗り始めてしばらく経つ、レーパンも履いてるのにお尻が痛い場合は、ポジションが悪い&サドルが合ってない可能性がありますので選び方を解説します。
定番サドルを試してみる
ロードバイクの完成車についてるサドルは、コストダウンのためイマイチなものが付いてることが多いです。
人によってお尻の形、皮膚の厚さ、ポジションなどなど個人差があるので、このサドルを使えば絶対間違いなしとは言えませんが、日本人に合う定番サドルメーカーがあるのでご紹介します。
- フィジーク
- セライタリア
- スペシャライズド
- セラサンマルコ
- セラSMP
この5つは定番サドルメーカーで愛用者が多いです。
サドルは大きく分けて2種類あり、乗り心地重視のパッドが厚いモデル、走り重視のパッドが薄いモデルがあります。
競技用モデルになると軽量化のために、パッドがまったくないカーボンの板だけというサドルもあるので、初心者は手を出さないようにしましょう。
またサドルのレールはスチール、チタン、カーボンがあり、右にいくほど価格が高くなりますが、乗り心地が良いと言われています。なのでロングライドが多いならカーボンレールのサドルを使うのもありです。
ちなみにフィジークのアリオネは定番中の定番ですが、わたしはスペシャライズドがお尻にフィットするので、ずっとコレを使っています。
ちなみにサドルの真ん中に穴が開いてるモノがありますが、アレはスケベ椅子じゃなくって、空洞があることで股の血流がよくなり股関がしびれなくなる効果があるから空いてるわけです。
ハンドルの握る場所で変わる
ロードバイクはママチャリに比べると長距離を走るので、ちょっとのポジションのズレが後々で大きく響いてきます。なのでサドルの高さなどを1mm単位で調整する人もいます。
ハンドルをにぎるとき「上ハンドル→ブラケット部→下ハン」と右にいくほど前傾姿勢になります。するとハンドル・ペダルにパワーがかかり、サドルへの荷重は減るのでお尻が痛くなりにくいです。
ずっと上ハンドルを持つとアップライト(身体が起きる)ので楽ですがケツが痛くなりがち。またパッとブレーキを持てませんし、空気抵抗も大きくなるのでブラケット部を持つことをオススメします。
またたまには下ハンを持つことで、腕の一部にダメージが集中することを避けれますし、お尻への荷重も減るので、ときどき下ハンドルも持つようにしましょう。
サドル高さを調整する
サドルが低いとパワーが伝わりにくいですし、膝のダメージも大きくなるので、ロードバイクはかなり上げて乗ることが多いです(その方がカッコイイしw)
でもサドルを上げ過ぎると、漕いでる時に骨盤がブレてしまうので、お尻が痛くなったり、こすれて股ずれになったりします。
適切なサドル高ですが、まず自分の股に本を挟んでメジャーで股下寸法を測ります。そして計算式「股下寸法×係数=サドル高」で算出します。
係数はブログ、本によってバラツキがありますが、0.870、0.875、0.885、0.895のどれかを採用すれば大きく間違うことはありません(わたしは間をとって0.875を採用してます)
画像のようにクランクの中心からサドルの上までをはかり調整。あくまでも平均的な算出方法なので、「走って帰宅後にミリ単位で上下させる」を何度も繰り返して、ベストポジションを出しましょう。
ちなみにロングライドで前膝が痛い場合はサドルが低い、後ろ側が痛い場合は高すぎるので、体と相談しながら決めるようにしてくださいね~
サドルの前下がりはダメ
尿道のしびれ、恥骨が痛いためサドルを前下がりにする人がいますが、それだとお尻の位置が安定せずにずり落ちたり、ぺダリングが不安定になって余計に痛みがでます。
なので基本的には水平にセッティングして、そこから走ってみて少しずつ調整をしていきます(人によっては若干前上がりが良いという人もいます)
サドルの前後ですがハンドル寄りにすると踏み気味のぺダリングになり、後輪寄りにすると引き足が使いやすくなります。ハンドル寄りにしすぎると膝が痛くなるので私はやや後輪寄りが好きです。
ただこのあたりは好みの問題もありますので、サドルの高さと同じように、走ってみて帰宅後に調整を繰り返すことをオススメします。
まとめ
サドル探しの旅にいって、なかなか帰ってこれない人がいますが、ポジションも関係していますので、そちらの見直しもするようにしましょう。
ちなみにサドルはグレードにもよりますが1~2万円はするので、何度も買い替えると金銭的にも厳しいと思います。
プロショップによってはテストサドルを置いてるお店もありますので、1~2週間ほどレンタルしてみて、自分に合うかどうかを確かめてから購入することをオススメします。
またレーパンを安いものからアソス、パールイズミなどの高級モデルに交換したら、ケツが痛くなくなったという人もいますので、こちらも色々と試すようにしてくださいね~