「カンパニョーロのゾンダC17ってどうなの?」
Campagnolo(カンパ)はシマノ、フルクラム、マビックなどと並び、アルミクリンチャーホイールでは人気のメーカーになります。
ロードバイクのホイールは上を見ればキリがありませんが、結婚して子供もいる「おこづかい制のお父さん」としては、10万円以上の高級モデルを買うのは勇気がいります。
ロードバイク完成車の純正ホイールはイマイチな物が多く、1ランクアップするならカンパニョーロZONDA、フルクラムレーシング3、シマノWH6800アルテグラなどに交換する人が多いです。
価格帯はゾンダが高い
ゾンダC17 | レーシング3 | WH6800 | |
価格 | 7万1000円 | 6万4000円 | 5万3000円 |
重量 | 1594g | 1550g | 1640g |
リム素材 | アルミ | アルミ | アルミ |
リム高 | 前27、後30mm | 前25、後30mm | 前後23mm |
スポーク数 | 前16、後21本 | 前16、後21本 | 前16、後20本 |
価格はあくまでも定価なので、ネット通販で買えばもっと安く買えます。
例えばWH6800はアマゾンで約3万9000円、ゾンダC17はショップによっては6万円前後で買えます^^
最近ではネット通販に対抗して、プロショップでも値引きをしてるお店が増えてるので、安さを求めるならネット、付き合いやメンテナンスを考えるなら実店舗でGETしましょう。
ザックリ比較
- 価格 ゾンダ>レーシング3>WH6800
- 重量 レーシング3>ゾンダ>WH6800
- 剛性 C17>レーシング3>WH6800
価格、重量、剛性のカンタンな比較は上のようになります。
シマノWH6800だけは後輪のスポーク本数が1本少なく、リムハイトも低いので剛性が低くなります。ZONDAとレーシング3は人によってはそこまで差を感じないかもしれません。
ちなみにカンパニョーロのゾンダは後輪がG3組、フルクラムレーシング3は2to1となっており、シマノWH6800はふつうの組み方です。
シマノはコンポがデュラエース9100系になってるので、来年以降にWH6900ホイールが発売されると思いますので、今から買うのは微妙な気もします(^^ゞ
リム幅が17mm
「ロードバイクのワイドリム化で23Cタイヤ終了」でも書いてますが、カンパニョーロはリム幅を17mmにしてます(上位モデルのシャマルミレも17mm)
ゾンダも2017年モデルからリム幅が17mmになり、C23のタイヤは非対応になりました。
そのぶん25、28Cのタイヤを装着するのに適しているので、将来的なことを考えるとカンパニョーロのZONDAに軍配が上がります。
ただ自宅に23Cのタイヤが余ってる場合は使えなくなるので、そちらを全て使いきってから購入する方が財布に優しいです^^
「オレは23Cのタイヤを使いたいんだ!」って人もおり、そういう人は2016年モデルのゾンダを購入してるようです(型落ちで1~2万円安く買えますし)
また性能差があまりないことから、フルクラムレーシング3を購入してる方もチラホラいるようですね~
ゾンダC17のインプレ Doddyさん
※写真はフリー素材のもので、Doddyさんではありません。
ホイールと言いますか、ロードバイクのパーツはどうしても体感レベルでのインプレになってしまいます。なので口コミと言うことで複数の方の感想を集めてみました。
重量ではなく、転がり抵抗の低さから「軽さ」をとても感じる。カンパハブはとても良く回ると聞くが本当だった。
またC17モデルは転がり抵抗が低い的な謳い文句もあり、25Cとの相乗効果か、とても軽く進み続ける。
乗り心地。ほとんど差は感じず。悪くはなってないので今までの乗り心地+転がり抵抗低下で、長距離性能プラスかな。
引用元:遊び部屋のメモより
シマノWH-RS80からの交換と言うことで、重量的にはほとんど変わっていませんが、ハブのせいか、リム幅17mmの効果か進みが良いと感じたみたいです。
乗り心地もほとんど差を感じてないようなので、ロングライドも問題なさそうです。
上位グレードのカンパニョーロのシャマルミレは硬いことで有名なので、レースでの決戦用ではなく、ロングライド重視ならゾンダの方が幸せになれます(笑)
shusaiさんのインプレ
出足は非常に軽いというか反応がクイックです。
アシストでもしてもらってるかのようにぐんぐん伸びていく。そのかわり足を止めると失速も早いかなという感じです。
重量は正直、値段相応の1595グラムからするとかなり頑張ってるほうかと。
総評としては同クラスであるキシリウムエリートからの買い換えは必要なかったかも。
引用元:ナンテナガイミチノリより
今まではマビックのキシリウムエリートを使ってたようで、そちらに比べると漕ぎだしが軽快になったようです。
ただ足を止めると巡航スピードの落ち込みも大きく、キシエリの方が巡航が楽だったとも書いてました。
MAVICのキシリウムエリート2017年モデルは、重量は1550gなのでゾンダとほぼ同じですが、価格が定価だと10万円以上するので、個人的には1ランク上のホイールという印象です。
逆にいうとカンパニョーロのZONDA、マビックキシリウムエリートは同じくらいとも言えますので、そう考えるとお得感はありますね^^
インプレがほとんどない
カンパニョーロのゾンダC17のインプレを探しましたが、上に書いた2ブログしか見つかりませんでした(2017年2月25日現在)
「ゾンダC17の2017年モデル発売!」、「リム幅17mmはどうなの?」みたいな記事は多くありましたが、購入レビューはほとんどなかったです。
大手のレビューサイト「サイクルベース名無し」を検索しても、ウイグルで2015~6年モデルを購入した方の感想はありましたが、2017年モデルはなかったです。
不人気?
もしかにして買ってる人が少ないのかな…「リム幅17mmで23Cのタイヤは使えないのか」となる人が多いのでしょうか?
ぶっちゃけフルクラムレーシング3を買ったら良いですもんね。性能面・重量・価格もほぼ同じですから。
カンパニョーロ信者で、どうしても寒波しかダメって言うならまだしも、今は同価格帯のホイールがいろいろなメーカーから出てますので、ムリして買う必要もないかなぁ…
C17になるまえの、2016年モデルまでのゾンダは人気だっただけに、2017年モデルはどうなんだろう…と思いますが、単純に自転車ブロガーが買ってないだけかもしれませんね。
半年後くらいにインプレが増えるかもしれませんので、覚えていたら追記するかもしれません。気長にお待ちください。