カンパニョーロの最高級グレードコンポである
スーパーレコード(通称スーレコ)がモデルチェンジされました。
個人的に大きいと感じたのはクランクの4アーム化ですね、
シマノデュラエース(9000系)で本数を減らした時はダサすぎて避難殺到でしたが、
その後アルテグラ、105となり、さらにはカンパのスーパーレコードまでしたので、
クランクの4アームがデフォになり市民権を得た感じになります。
「デザイン性の高いカンパニョーロはシマノみたいにダサくない」
そう願いながら新型スーパーレコードの写真をみると…カッコ悪かったです(笑)
旧型のと変更点
前の方のスーパーレコードと新型の主な変更点ですが、
フロントのエルゴパワー(いわゆるシフトレバー)の操作性が
いままで6段階だったのが3段階になったことです。
またフロントディレイラーのワイヤーストロークが変更、
アーム長を変えてワイヤー比を変更したことでシフトアップが軽くなりました。
またリアディレイラーのプーリー位置を若干前にすることで
旧型スーパーレコードより変速性能が良くなってます。
あとは冒頭で話したとおりクランクが5→4クランクになりました。
剛性のアップ、変速性能向上などはどのコンポメーカーでも
モデルチェンジの時は言われることなので詳しくは割愛します。
12速化はしなかった
リアスプロケの多段化をいち早く進めてきたカンパニョーロですが
新型スーパーレコードは11速のままでした。
モデルチェンジのたびに12、13速となるかと思いきや
ギアの多階化は11速で一段落という感じなんでしょうね。
それより電動コンポEPS(シマノならDi2)に比重をおいてる感じです。
私も電動コンポは使ったことがありますが
ぶっちゃけ金があるなら機械式より良く、レースでも電動コンポが増えてきてます。
スラムも電動コンポを投入する流れで、無線化もされる噂が出てます。
コンポメーカーの利益率は分かりませんが、
機械式はやり尽した感があるので、電動に開発を切り替えてるんでしょう。
クロモリ乗り終了のお知らせ
わたしは懐古主義じゃないのでコルナゴマスターXライトを
イタリア製のカンパニョーロではなく、日本製のシマノで組んでます。
価格的にも性能的にもシマノで十分ですし、
操作になれたSTIレバーから、エルゴパワーにするのもねぇ…
前に運営してた自転車ブログではクロモリはカンパだろうと言う
固定概念に縛られた人からアンチコメントが定期的に届きましたが、
今回のスーパーレコードを見るかぎりクロモリ懐古主義者は終了です。
シマノはデザイン性より性能を重視するので昔からダサく
特にクランクの美しさはカンパニョーロが上を言ってました、
なのでクロモリのマスターXライトにシマノアルテグラを付けた時は
ダサいと言う暖かいコメントを多数いただきました(笑)
でもシマノはデュラエース9000系から4アームクランクになり
アルテグラ、105も同じなので今後はティアグラ、ソラもするでしょう。
そしてカンパニョーロもシマノの後追いで4アームにしました、
性能うんぬんはおいといてデザイン的には美しくなくなり、
レコード、コーラスも似たようなごついクランクです。
アテナ、ヴェローチェは細見のクランクなのでクロモリに合いますが、
スーレコ、レコード、コーラスだと雰囲気ぶち壊しです。
見た目を取るか、性能を取るかですが私なら性能ですね~
なので将来的には電動コンポでクロモリとか言う、
最高に雰囲気をぶち壊すことをやりたいです(笑)
ビジネス的にはシマノは機能的価値を追ってますが
カンパは心理的価値があるように感じましたが、
シマノと同じ路線をいくとブランド的にどうなのかな~とも感じます。
カンパ、シマノ、スラムのコンセプト、ターゲティング
ポジショニング、セグメンテーションを考えると面白いかもしれませんね^^